就労継続支援B型
就労継続支援B型って?
就労継続支援B型事業所とは、通常の事業所に雇用されることが難しく、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して行う就労の機会の提供及び生産活動の機会を提供する事業所です。また就労に必要な知識や能力の向上のために必要な訓練も支援しています。
Present Garden toでは「就労」のみに着目するのではなく、様々な事業所に適応することが難しい方や重度の利用者(メンバー)の方々にも園芸療法を土台に多くの活動を通して人生の中の「体験」をしていただくことを大切にしています。
活動内容
園芸療法を中心とした園芸活動(ガーデンや市民農園での園芸活動)
はじめは誰も花や草木に興味を持っている人はいませんでした。ただぼんやりと立っているだけで、どこかで聞きかじった言葉を意味もなくお喋りをしている…。というのが最初の印象でしたが、年月が経った今、園芸療法には様々な効果とメンバーの変化が見られました。 障がいがあるために痛みを持っていたメンバーの心はポジティブに明るく、軽くなって「自分でいい」という自負の念を抱いて人格的に大きく成長することができました。
そして、昨日・今日・明日にしか話題がなかったメンバーが何年も何年も繰り返す園芸活動によって、1週間、1ヶ月、春夏秋冬、そして1年と時間、空間は拡がり、園芸アルバムを見ながら20年の記録を眺めながら、園芸の作業を土台に将来やらなければならない活動をシュミレーションするようになりました。
土づくり
花壇の土再生
花苗植付
農園作業
公園市民花壇
園芸店実習
園芸療法から発展した生産活動(除草作業、植栽作業)
園芸によって暑い時も寒い時も外で体を動かし、太陽と共に生きることを意識しながら天気や気温といった自然を肌で感じながら心身ともに強くなっていきます。園芸療法から始まった作業もメンバーの心と技術の成長により生産活動へとつながるようになっています。
植栽作業
除草花壇
剪定実習
里山維持管理作業の参加・森林療法への展開
森林療法の立場から知的に障害をもったメンバーと国営公園内の竹林管理・野草(スミレ)の増殖活動を月に1~2回行っています。知的に障害を持つメンバーが林の中を歩くこと、竹林整備において竹を切り倒し、枝を取り、運搬するという作業が困難なく行えていることは作業を始めたころから考えると誰も予想できなかったことであり、それ自体が大きな成果と言えます。
竹林整備
野草増殖活動
たけのこ堀り
体験プログラム
講師を招いて音楽療法や朗読の時間、スイミングや体操、美術、薬膳等色々なプログラムを体験しています。
音楽療法
スイミング
3B体操
美術の時間
味噌作り
絵本朗読
旅行
年に1回程度、費用を積み立てて旅行に行っています。時には富士山登頂(2004)や屋久島縄文杉トレッキング(2018)等大きな挑戦を行うこともあります。
屋久島縄文杉挑戦
縄文杉達成
カヌー体験
グループホーム Present Garden tree
障害を持たれた方々に共同生活を送る住居において必要な支援を提供する事業所です。
Present Garden toではメンバーの「親なき後」を長年考え準備してまいりました。保護者会が主導となりシェアハウスを立ち上げ、7年を経てメンバーも保護者も十分な準備を行い、2021年グループホーム「Present Garden tree」を開所いたしました。